生前葬の紹介と産業としての生前葬の可能性についてお話しします。どなたでもご参加いただけます。
葬儀の歴史は、一説には6万年前、ネアンデルタール人が死者に花を手向けたことがはじまりと言われています。その後ホモ・サピエンス(現生人類)は高度な精神文化を発達させ、長い時間をかけ、死者を弔うための儀式として葬儀の形式を高度化させてきました。
葬儀の形式について戦後の日本を振り返りますと、人口増加・核家族化に伴って住宅事業が激変し、主たる葬儀の場所が住み家から専用施設(斎場)へと、担い手も地域住民の互助から専門業者へと置き換わってきました。このことは、葬儀の形式はけっして不変ではなく、史観的な時間軸で見ればごく短い期間で、社会的な要因により大きく変わりうることを示しています。そして急激な人口減少・少子高齢化社会を迎えたいま、個々人の価値観や、社会的な要請・制約を反映し、従来の慣習にとらわれない多様な選択が故人や遺族により取られ始めています。
そうした変遷のなか、本人が「好きなように自分の葬式をしたい」と生前葬を開催するケースに、小職は偶然に関わることになりました。今回のサロンdeおしぇ~るでは、まず、このきっかけ、準備から実施までの経験を紹介します。さらに、葬儀業界を調べた上で着想した、生前葬が持つ産業としての可能性、特に地域資源との協働について言及します。
生前葬では、本人の死を待つのではなく、本人が意思・希望を叶えることができます。視点を変えれば、葬儀業界にとっては、本人の希望を生きているうちに本人へ提供できる点でパラダイムシフトともいえます。葬儀は誰のものなのか? ~ 小職のお話の後、『こうでなくてはならない』という枠をいったん取り払い、今回のケースを踏まえ、これまであえて問われなかった問いからの新たな気づきを、参加者のみなさんと語り合えればと願っています。
- 有料
- 教室・講習会・講座・相談会
※こちらのイベント情報は2023年7月時点のものです。掲載情報が変更となっている場合がありますので、事前にご確認ください。
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C&Cひがしね・サロンdeおしぇ~る「生前葬の時代が来る」
- 開催日・期間
- 2023年7月24日(月)~7月24日(月)
- 開催時間
- 16:00〜17:00
- 開催場所
- 山形県東根市さくらんぼ駅前1丁目1-1
- 会場
- さくらんぼ東根駅2階・コワーキングスペース C&Cひがしね
- 料金
- 有料
- お問い合わせ
-
@
0237536996(コワーキングスペース・C&Cひがしね)
- 公式サイト
- https://cchigashine.jp/