フードバンクを通して、「貧困問題」や「食品ロス」の問題を「地域」から解決していく取り組みを行っている団体同士の合同イベントです。
フードバンクという存在を知っていますか?
フードバンクとは一般的に、まだ食べられるのに捨てられてしまう食品を寄付してもらい、それを生活困窮者に無償で配布する活動のことを指します。私たちの活動の中で見えてくるのは、大量の食品が廃棄される一方で、貧困や格差が広がり、お金がないために健康的で安全な食べ物やライフラインにアクセスできない人たちが多くいるという現実社会の矛盾です。この矛盾を抱えた社会がある一方で、世界には人間の命や暮らしを第一優先とする、新しい社会を実践するフードバンク団体もあります。
例えば、カナダ・トロント州のThe Stopという団体は、コミュニティ・キッチンやコミュニティ・ガーデンなどを展開し、地域住民の手で自ら食料をつくり、調理し、共に食べるという実践を長年進めてきました。また、フードバンク仙台では、農地運営やライフラインの無償化を求める運動を通して、 生存に必要なあらゆるものが「商品化」れた現在の社会に抵抗する運動を展開しています。フードバンクみやざきでは
「こども食堂」や「こども宅食」を実施し、子どもの貧困の解消に向けて取り組むだけでなく、地域の人たちが主体となって休耕地を耕して米を作り、生活困窮者に配布しています。このような「地域」での多様な実践を通して「世界」の食料生産システムや貧困・格差問題に取り組む可能性を持つフードバンクですが、 今後さらに社会問題の解決に取り組んでいくには、 どのような意識や実践が必要になってくるのでしょうか?
今回のイベントでは、「フードバンクってなんだろう?」という疑問のもと、フードバンク仙台とフードバンクみやざきの実践を紹介し、その存在を問い直します。らに、岩波ジュニア新書「食べものから学ぶ世界史」 (2021)の著者である平賀緑さんから、世界の食を動かしている政治経済のカラクリや、それに対する地域からの動きと考えについてご講演いただきます。 「地域」から社会問題に取り組みたい方、貧困や食品ロスの問題に関心がある方はぜひご参加ください。
- 無料
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※こちらのイベント情報は2023年8月時点のものです。掲載情報が変更となっている場合がありますので、事前にご確認ください。
※イベントの開催情報や施設の営業時間等は変更になる場合がございます。ご利用の際は事前にご確認の上おでかけください。
フードバンク仙台×フードバンクみやざき合同イベント「地域から資本主義を問い直す~フードバンクの挑戦~」
- 開催日・期間
- 2023年9月10日(日)~9月10日(日)
- 開催時間
- 15:00〜17:00
- 開催場所
- 宮城県仙台市青葉区大町2丁目12-1
- 会場
- 戦災復興記念館第4研修室(オンライン参加も可)
- 料金
- 無料
- お問い合わせ
-
@
07031239376(フードバンク仙台)